宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:83% 作品を確認(青空文庫)
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雲
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......にも子供が瓜 に飛 びついたときのようなよろこびの声や、なんとも言いようない深 いつつましいためいきの音ばかりきこえました。そしてだんだん十字架 は窓 の正面 になり、あの苹果 の肉 のような青じろい環 の雲も、ゆるやかにゆるやかに繞 っているのが見えました。 「ハレルヤ、ハレルヤ」明るくたのしくみんなの声はひびき、みんなはそのそらの遠くから、つめたいそらの遠くから、......
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空の遠くにまるで巨大な亀頭のような白い積乱雲が見える。澄みきった青空の中で、近づいてきているのか遠のいているのかもわからないそのシルエットは、異様な存在感を呈していた。
羽田 圭介 / スクラップ・アンド・ビルド amazon
東山の上が、うす明るく青んだ中に、ひでりにやせた月は、おもむろにさみしく、中空 に上ってゆく。それにつれて、加茂川にかかっている橋が、その白々 とした水光 りの上に、いつか暗く浮き上がって来た。
芥川龍之介 / 偸盗
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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