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非常笛が鳴り響いた。そして引きつけた赤ン坊のように途切れて、また鳴りひびいた。
徳永 直 / 太陽のない街 作品を確認(amazon)
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音が消える・聞こえなくなる
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音が消える・聞こえなくなるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
耳の中が隅から隅までどこまで行っても真っ白
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
非常笛が鳴り響いた。そして引きつけた赤ン坊のように途切れて、また鳴りひびいた。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
(音にかき消される)愛子の声は、高速道路に戻っていく車のタイヤの回転に、いとも簡単にからめとられる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
大きな音が頭を打ち、耳の底が抜けたような空白がやってくる
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 amazon
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(川べりの恋人の部屋に泊まる)いつも川音を聞いていた。先に先に流れて行くんだよ、と言っているみたいに聞こえた。大きく、揺るぎなく聞こえて、この恋に対していつも不安だった私を安心させる子守歌だった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
濁った音が彗星の尾のようにぼうと耳朶(みみたぶ)にしばらく響く
夏目 漱石 / 門 amazon
ザ、ザ、ザッ――と野分のように、男女のうしろで、草が鳴った。
吉川英治 / 野槌の百
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