さっぱりと優しい味わい

紙のごとくうすく切った牛肉を熱いスープでゆがき、これをこってりとしたのとポン酢のと、二種類のタレで食べるというやり方は、だれの口にも合う。

肉のうまみが濃厚で、脂身のうまさも抜けていない

ぐらぐら煮たったお湯の中に、肉の一片をでつまみ、しゃぶしゃぶっと二、三回ふると肉に火が通って白っぽくなる、それをたれにつけて食べるのだが、熱い肉は、香りの高いたれにつけると、ちょっとひえて口あたりも柔かく、じつにおいしい。

ぐらぐらに煮えた鍋のお湯に薄い肉片をさっとくぐらせて、タレをつけて素早く食べる

極上のフォアグラで優雅なひと時

ハンバーグより小形で、玉ねぎも入っていない肉だんご風なもの

とんかつの美味しさは、厚みのある豚肉、それを包むサクサクしたパン粉の歯触り、噛み切ったときのジューシーで軟らかな豚肉のうま味、付け合せの千切りのキャベツのシャキシャキした歯触り、さらに、たっぷりかけたウスターソースとのハーモニーで生まれる。

（鯨のベーコン）フチが赤く彩られており、次の段階が網目をはりめぐらせたような硬いスジで、その次の段階でようやく待望の脂だけ、という三層構造になっている。

サラミはイタリア生まれの豚肉の保存食。ソーセージとの違いは乾燥させるところにある。