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店のざわめきが瞬間冷凍されたみたいにぴたりと止み
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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雰囲気が悪い・重苦しい空気
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......い気がする。私は曖昧な笑顔を作る。と、反対に彼の笑顔がするりと消えた。「どうすんのって訊いてるんだけど!?」 ガシャン! 膝でテーブルを蹴り上げて突然に怒鳴る。店のざわめきが瞬間冷凍されたみたいにぴたりと止み、私の体も固まってしまう。「──お客さま! どうかなさいましたか?」 現れた女性に、私の体は押しやられた。彼女はちらりとこちらを見て、「ここはいいから!」と小声......
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空気が濃く重くドロリと液体化して、生温かい糊のようにねばねばと皮膚にまといつく
中島 敦 / 環礁 ——ミクロネシヤ巡島記抄—— amazon
この田舎びた大きな家の中には、先祖の霊の歩きまわる足音が絶えず聞えてくるとでもいうような憂鬱な空気が重くとざしていた。
石川 達三 / 三代の矜持 (1961年) amazon
乾いた空気に扇を一振りしたような笑いが紛れ込む
松浦 理英子 / 親指Pの修業時代 上 amazon
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四人でごはんを食べていると、じわっとしたなんとも言えないくつろぎを感じた。家族的な雰囲気と、自分がここにいるのがしみじみと求められていて居心地がいい感じだった。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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