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一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。
伊藤左千夫 / 野菊の墓 ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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ぼろい・使い古された
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前後の文章を含んだ引用
......板がまるで油炭で塗った様に、板の木目 も判らぬほど黒い。それでも建ちは割合に高くて、簡単な欄間もあり銅の釘隠 なども打ってある。その釘隠が馬鹿に大きい雁 であった。勿論 一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。 僕の母なども先祖の言い伝えだからといって、この戦国時代の遺物的古家を、大へんに自慢されていた。その頃母は血の道で久しく煩 って居られ、黒塗的な奥の一間がいつも......
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