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黒玉といって、まったく殻をやぶらずに、そのまま、落ちてしまう例もある。黒玉を打ちあげたらば煙火師は土地にいられなかった。それほど絶大な恥辱としていた。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:87% 作品を確認(青空文庫)
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打ち上げ花火
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前後の文章を含んだ引用
......――口火落しの大事なことはいうまでもない。技といおうかこつといおうか、ぽんと筒へ火を落すとたんの呼吸ひとつで、満天にひらく名花もだいなしに崩れることがある。また黒玉といって、まったく殻をやぶらずに、そのまま、落ちてしまう例もある。黒玉を打ちあげたらば煙火師は土地にいられなかった。それほど絶大な恥辱としていた。  さて!  七は、呼吸をはかって、火を筒に落した。  そして、サッと身を退いた。――おどろくべき迅さで。  しゅッと、手もとの黄煙を突いて、細い火光がまっすぐに宙へ......
単語の意味
恥辱(ちじょく)
恥辱・・・名誉やプライドを傷つけること。恥。
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