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(部屋の中に)彼女の匂いのするものは何ひとつ残されてはいなかった。指紋さえ拭き取っていったんじゃないかという気がした。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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生活感のない、モノの(少)ない部屋
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......全てのはきもの、帽子の箱、引出しひとつぶんのアクセサリー、ハンドバッグ、ショルダー・バッグ、スーツケース、パース、いつもきちんと整理されていた下着や靴下、手紙、彼女の匂いのするものは何ひとつ残されてはいなかった。指紋さえ拭き取っていったんじゃないかという気がした。本箱とレコード棚の ばかりが消えていた。彼女が自分で買ったり、僕が彼女にプレゼントした本やレコードだった。 アルバムを開いてみると彼女が写っている写真は一枚残ら......
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生活感のない、モノの(少)ない部屋の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
部屋は妙にがらんとして、何らかの理由で時の流れに置き去りにされた古い世界の一角のように見えた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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ことりとも音を立てずに細くドアを開ける
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
この界隈では一流とはいえないが、それだけ肩が張らなくて落ちつく
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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