TOP > 人物表現 > 歩く・歩き方 > 早足・小走り・急ぎ足


カテゴリ検索 単語の意味
一二間先に行く青年の足は、それほどの速さではないが、やはりかの女がときどき小走りを加えて歩かなければ、すぐ距離は延びそうだった。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
早足・小走り・急ぎ足
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......情、馬鹿、生意気、恩知らず――」  こんな悪たれを胸の中に沸き立たせながら、小走りになってむす子を追いかけて行くとき、かの女のいらだたしくも不思議にうれしい気持。  今一二間先に行く青年の足は、それほどの速さではないが、やはりかの女がときどき小走りを加えて歩かなければ、すぐ距離は延びそうだった。そして小走りの速度がむす子を追うときのピッチと同じほどになると、不思議にむす子を追うときの焦々した嬉しさがこみ上げて来て、かの女は眼に薄い涙を浮べた。  かの女は......
単語の意味
足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
ここに意味を表示
早足・小走り・急ぎ足の表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
弾条(ぜんまい)仕掛けのようなとげとげしい早足
岡本 かの子 / 春「岡本かの子全集 (第2巻)」に収録 amazon
急ぎ足で一直線に歩き去って行く
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
足取り荒く大股で部屋を横切っていく
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ感情のこもった歩き方怒りによる体の反応、リアクション
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
歩く・歩き方 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分