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睦月の後姿が好きだ。  きれいだと思う。特に肩から腰までの線がすごくいい。絶妙の傾斜角度というか、上半身が下半身に向けてごく自然な斜線を描いてすぼまっているのだ。逞しいとか男っぽいとかいうより、きれいだなという印象をもつ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:39% 作品を確認(amazon)
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人の後ろ姿
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前後の文章を含んだ引用
......うにもおもしろがっているようにも聞こえる。 睦月が振り返り、一歩後れて歩くあたしを待つような仕草をした。かぶりを振る。睦月の横ではなく、後ろから歩いていたい。 睦月の後姿が好きだ。 きれいだと思う。特に肩から腰までの線がすごくいい。絶妙の傾斜角度というか、上半身が下半身に向けてごく自然な斜線を描いてすぼまっているのだ。逞しいとか男っぽいとかいうより、きれいだなという印象をもつ。石段を上るときは、そのきれいさがさらに際立つ。だから後ろにいたいのだ。 睦月はスポーツ選手で、ずっと野球に明け暮れていたわけだから、身体が締まっているのは当たり......
単語の意味
睦月(むつき)
下半身(かはんしん・しもはんしん)
上半身(じょうはんしん・かみはんしん)
後ろ姿・後姿(うしろすがた)
腰(こし)
睦月・・・陰暦正月の異名。睦(むつ)び月。むつびの月。由来は諸説あるが、身分の上下なく、老若男女、親族一同が集まって睦び(仲良くし)あう月、が有力。親族一同集って宴をする月。
他には、稲の実をはじめて水に浸す月で、「実月(むつき)」が転じたとする説。 元になる月で、「もとつき」が「むつき」に転じたとする説がある。
下半身・・・体の、腰から下の部分。⇔上半身(じょうはんしん・かみはんしん)。
上半身・・・体の、腰から上の部分。上体(じょうたい)。⇔下半身(かはんしん・しもはんしん)。
後ろ姿・後姿・・・後ろから見た姿。後ろ手(うしろで)。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
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