枝の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
一枚も残らず葉を振い落した五六本の桐の木が、星の光りを仰ぎつつ妙な枝ぶりを躍らしている。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
木の枝がひゅうひゅうと悲痛の響きを立てて泣く
長塚 節 / 土 amazon
枝が激しく揺れながら、箒(ほうき)のように水面を撫でては起き上がろうとする
伊藤 整 / 青春 (1960年) amazon
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(鉢の菊は)砕かれた波のように渦巻いているのである。
中山 義秀 / 厚物咲 (1948年) amazon
固く身をすぼめた花冠が、音楽のようにゆるやかに開く
大岡 昇平 / 野火 amazon
野イバラが茂みを作り、白い五弁の花びらを慎ましく広げる。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
日光を思う存分浴びているその杉は、尋恵の眼の高さあたりから濃密に深緑の葉を繁らせ、十数メートル上方に向かって細長いシルエットを作っている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
寒国育ちの犬の首っ毛のように、ふかふかした枯草
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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