非常に硬く、バリバリ噛み砕くと、その余韻が頭のてっぺんの方まで響く

噛みしめると、歯にしがみ付くような弾力があり

ぽりぽりというとても気持ちのいい音が部屋中に響き渡る

付け合せのキャベツはさくさくではなく、おねおねしている

しゃきしゃきと爽やかな音響が顎の骨に響く

あつあつの茶碗蒸しを口に含んで、うっとりと目を閉じた。一口食べると背骨ごとぐにゃりとろけるような恍惚感。

味がぼやけてはっきりしない

（激辛三十倍カレー）辛さは、食べ進むにつれて倍加していくようだ。 　全員茹だったような顔になり、思考力は半減し、一種の酩酊状態に陥る。 「味はどうか」といわれても困る。味などまるでわからぬ。かすかな酸味と、凶暴な辛さと、嚙みしめると歯に残ってキシキシと感じる香辛料の残滓が印象に残っているだけだ。確かに人間の食べものではないのかもしれない。 　辛さを耐えしのぐには、氷の入った水がいちばん有効である。ビールは意外に頼りにならない。

ご飯そっちのけで、○○ばかり食べてしまう

モチッとした食感