TOP > 感覚表現 > 距離 > 遠くに見える・遠ざかる
望遠鏡を反対からのぞき込んでいる時のように、いろんなものがずっと遠くに感じられた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
遠くに見える・遠ざかる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......して、話し声ひとつ聞こえなくなった。 僕と彼女は半分ずつ分けたチョコレートをかじりながら、それぞれに外の風景を眺めていた。光は静かに地表に降り注いでいた。まるで望遠鏡を反対からのぞき込んでいる時のように、いろんなものがずっと遠くに感じられた。彼女はしばらくかすれた口笛で「ジョニー・B・グッド」のメロディーを小さく吹いていた。我々はこれまでにないくらい長く黙っていた。 列車を下りたのは十二時過ぎだった......
ここに意味を表示
遠くに見える・遠ざかるの表現・描写・類語(距離のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「距離」カテゴリからランダム5
彼女の影を踏みながらその後から従った。
横光利一 / 日輪
恋人同志のように顔を近づけて
芥川竜之介 / 歯車
餓え疲れた旅人の後をつける曠野(こうや)の狼のように、執念深く追ってくる
中島 敦 / 李陵 amazon
同じカテゴリの表現一覧
距離 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ