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一日に何度も手を洗っていると、そのうち手をキレイにしているというよりも、手を良い匂いにしているだけなんじゃないかと思えてくる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:59% 作品を確認(amazon)
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体を洗う・垢を落とす
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前後の文章を含んだ引用
......るよ、と言う。見ているなら気づいてほしいことが、実はたくさんある。ちょっとにぶいんだろうな。情けないから口に出しては言えないが、いろんな面で支えてほしいのに。 一日に何度も手を洗っていると、そのうち手をキレイにしているというよりも、手を良い匂いにしているだけなんじゃないかと思えてくる。洗いすぎて潤いがなくなった皺の寄る指先を見ていると、本当にキレイな手は、汚れていない手ではなく、汚れたことの無い手かもしれない。と思えてくる。 昔好きだったバン......
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体を洗う・垢を落とすの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸から腕までを乾布摩擦した。後がヒリヒリするくらいのこすり方だった。
本間千枝子 / 下町と山の手の間「父のいる食卓」に収録 amazon
一日に何度も手を洗っていると、そのうち手をキレイにしているというよりも、手を良い匂いにしているだけなんじゃないかと思えてくる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
タオルを手に取って顔をごしごしと拭くと、パイル地が皮膚にこすれて心地良い痛みが伝わった
鷺沢萠 / 帰れぬ人々 amazon
シャワーに入って石鹼で嫌な匂いのする汗を洗い流し
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(洗顔)顔を洗うのにずごく長い時間がかかる。歯を一本一本取り外して洗っているんじゃないかという気がするくらいだ。
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
知らぬ間に身についてしまった癖がある。 たとえば、焦った時に首の後ろ側を触ること。顔を洗う時、鏡に映った自分の目を覗き込むこと。急いでいる朝でも、玄関から出てひととき風景を眺めること。 それから、手のひらを意味もなく見つめること。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
強いはげしい動悸 が押えている手のひらへ突き返して来た。
有島武郎 / 或る女
蝶々のように躍る女の子
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
野鼠 のように山の中にかくれ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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