たべるとスフレは口の中でとける。お料理というよりおいしいお菓子のようだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
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スフレオムレツ
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前後の文章を含んだ引用
......そうだ。あたためておいた大皿に、ほうれん草のバタいためをしきつめ、その上にふんわりと、熱つ熱つのスフレオムレツをのせて、ドミグラスソースを別の器に入れて出す。 たべるとスフレは口の中でとける。お料理というよりおいしいお菓子のようだった。お値段は五百円、少し高いが、二人分の大きさだから、分けてたべれば一人あたり二百五十円。そんなに高くもない。二十数年前のたべある記を読みかえして一番おどろいたのは......
単語の意味
スフレ(すふれ)
スフレ・・・泡立てた卵白の泡を使ってふんわりと焼いた菓子や料理。出来立ては、卵白中の空気が膨張して2~3倍に膨らんでいるが、冷えるとすぐにしぼむ。
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スフレオムレツの味、おいしさを伝える表現・描写(卵のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(戦時中に作ったスフレオムレツ)貴重な玉子はふわふわと口の中で消えてしまった。まるで上等なヒレステーキをひき肉にしたみたいなことだった、といまにして思う。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
たべるとスフレは口の中でとける。お料理というよりおいしいお菓子のようだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
ふわっとふくらんで格好はよかったが、たよりなくふわっと口の中でなくなってしまう感じだった。 子どもたちは「これ玉子? つまんねェーの」と毒づくし、おばあちゃんも「なにやらたべた気がしませんね」となげく始末。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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「卵」カテゴリからランダム5
中身がやわらかいひだひだで舌ざわりがよかった
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
トマトソースの海の中に、黄色いオムレツの小島が浮いている、そんな感じだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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