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夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
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暗い・闇
シルエット・影絵
夜
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前後の文章を含んだ引用
......柿落葉の時節で宿から南郷街道 へ出るまでは木 の葉で路が一杯です。一歩 運ぶごとにがさがさするのが気にかかります。誰かあとをつけて来そうでたまりません。振り向いて見ると東嶺寺 の森がこんもりと黒く、暗い中に暗く写っています。この東嶺寺と云うのは松平家 の菩提所 で、庚申山 の麓 にあって、私の宿とは一丁くらいしか隔 っていない、すこぶる幽邃 な梵刹 です。森から上はのべつ幕なしの星月夜で、例の天......
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部屋に戻 った。 そこには寝床のそばに洋服を着た一人 の男が立っていた。激しい外光から暗い部屋 のほうに目を向けた葉子には、ただまっ黒な立ち姿が見えるばかりでだれとも見分けがつかなかった。
有島武郎 / 或る女
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町々は、夜になると、ひっそりと暗い闇につつまれてしまう。 古い京の町が、そのまま闇の中に息づいてい、細い道には車も人も通らず、人声も絶えてしまう。 そこに私は、むかしの江戸の町の夜の姿を感じることができる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
煤を流したような夜の暗さ
芥川 竜之介 / 蜜柑 amazon
外には、ただ、黒洞々 たる夜があるばかりである。
芥川龍之介 / 羅生門
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夕暮れの青が透明な刷毛でかさね塗りされるみたいに一段また一段と濃くなり、夜の闇に変わっていった
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
薄紫色の陰に沈んだ瓦屋根
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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