マシマロのように溶けてしまいそうに柔かい月が芝居の書割のようにぼんやりと浮かんでいる。
林 芙美子 / 女性神髄「女性神髄 (1949年) (養徳叢書〈日本篇 第45〉)」に収録 作品を確認(amazon)
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月
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しんしんと光が降る満月の夜
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
いつもながらの冬の月だ。冷ややかで青白く、太古から引き継がれた謎と暗示に満ちている。それは死者の目のようにまばたきひとつせず、黙して空に浮かんでいる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
藤色の空に物憂い月が出て居る。卯の花のように白い白い月が。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
日が暮れて、金色の月が闇の中に浮かび上がる
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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月の光が、熱のない光線を入り江の両岸に、隈なく降り濺(そそ)ぐ
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
天の川がしらしらと南から北へ亙 っている
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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