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お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。
伊藤左千夫 / 野菊の墓 ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......まわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わばだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである。  お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、 「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは......
単語の意味
湛える(たたえる)
愉快(ゆかい)
湛える・・・水などの液体をいっぱいに満たす。気持ちを顔に表す。
愉快・・・爽(さわ)やかで快(こころよ)いこと。気分が晴れ晴れして、気持ちがいいこと。
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