ぶわあ、と、携帯から生ぬるい空気が吐きだされてきそうなほど、大きな溜息の音がした。
村田 沙耶香「コンビニ人間」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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前後の文章を含んだ引用
......白羽さんも、交尾をどんどんして、人類を繁栄させるのに協力したほうがいいと思いますか?」 しばらく何の音もせず、ひょっとしたら電話が切れてしまったのかと思ったが、ぶわあ、と、携帯から生ぬるい空気が吐きだされてきそうなほど、大きな溜息の音がした。『勘弁してくださいよ……。バイトと無職で、子供作ってどうするんですか。ほんとにやめてください。あんたらみたいな遺伝子残さないでください、それが一番人類のためです......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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湿っぽく熱い彼女の息
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
わっと割れるような息をする。
林芙美子 / 新版 放浪記
周囲の人間の溜息が彼ら自身を草木のようにそよがせる
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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湿っぽく熱い彼女の息
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
気まずさを強烈な電気のように感じている
有島武郎 / 或る女
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夢もない深い眠りに陥って
有島武郎 / 或る女
相手をみくだしたような微笑
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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沸騰したヤカンのような息づかい
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
「感動」カテゴリからランダム5
感動した。ちょっと言葉にならないくらい。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
本当の言葉って沁み込むんだ。 大地の上で融けた一片の雪のように静かに沁み込んでいくものなのだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
感動のあまり涙ぐんだ
宮本百合子 / 伸子
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