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小さな音・不鮮明な音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(隣室から聞こえる男女のきぬ擦れの音)かすかに聞こえて来るきぬ擦れの音。それは、真夜中の静寂を縫うウインドチャイムのように耳を揺れ動かした。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
彼女の声はジャン・リュック・ゴダールの古い白黒映画の 台詞 みたいに、ぼくの意識のフレームの外から聞こえてきた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
綿で包んだような音がかすかにしている。
梶井基次郎 / 城のある町にて
車の往来の盛んな通りを一本挟んだ席で、近いテーブルの客たちの会話は、その僅かな隔たりを越える間に、適度に搔き消されていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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波のとどろきが酔っぱらいの繰り言のようにしつこい
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
どぶ板を踏み鳴らして、往来まで追い駈けて行った。
吉川英治 / 治郎吉格子
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