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山は見る間に迫ってきて、とうとう山だと認識できないぐらいに山肌が接近した。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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山
近づく・距離を縮める・接近する
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......りていった。 バスだか電車だかわからないローカル線は、沢沿いの山腹を走った。沢は上流に行くにつれどんどん澄んでいく。こんなにきれいな川ははじめて見るなと思った。山は見る間に迫ってきて、とうとう山だと認識できないぐらいに山肌が接近した。 山々のまっただなかを電車で走ると、森を走るのとほとんど変わらない光景になる。 薄く雪の積もった山肌は、どこもかしこも杉の木で覆いつくされていた。本当はヒノキも......
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山も、川も、おぼろに霞んで、ひとつにとけ合っている風景が、夢のように美しい
白洲 正子 / 能の物語 amazon
丘をひとつ越すと、夢のようなうつくしい山間がある。
阿川 弘之 / 雲の墓標 amazon
硯を立てたような山容である。
林 芙美子 / 浮雲 amazon
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近づく・距離を縮める・接近するの表現・描写・類語(距離のカテゴリ)の一覧 ランダム5
威圧感を与えない程度に近寄る
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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岬がなだらかに女の腕のような線を描いてのびている。
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
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彼と向かい合った。蒔野は既に、彼女の方に歩き出していた。その姿が、彼女の瞳の中で大きくなってゆく。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
飢え疲れた旅人の後をつける曠野の狼のように
中島 敦 / 李陵 amazon
皆、指を揃へた程に、小さく見えた。
芥川龍之介 / 芋粥
望遠鏡を反対からのぞき込んでいる時のように、いろんなものがずっと遠くに感じられた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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