TOP > 暮らしの表現 > 職業・仕事 > 兵隊・兵士・軍人
TOP > 感覚表現 > 動き・反応・変化・現象 > 往復・行ったり来たりする
入口の前を二人の兵士が両手をうしろに組んで 檻 の中の動物のように往復していた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:25% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
兵隊・兵士・軍人
監視・見張る
往復・行ったり来たりする
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、急に変ったのやろうなあ」「そこやて問題は。おやじ、この頃回診中、ぼんやりしてるやろ。このオペはな」 戸田は椅子から伸び上るようにして窓の外を眺めた。第二外科の入口の前を二人の兵士が両手をうしろに組んで檻の中の動物のように往復していた。ポプラの樹の根の下で、長靴をはいた老人が相変らずシャベルを動かしている。「このオペはおやじの部長選挙と関係あり、と俺は睨んどるんやで」 ふたたび椅子に坐ると彼は......
ここに意味を表示
兵隊・兵士・軍人の表現・描写・類語(職業・仕事のカテゴリ)の一覧 ランダム5
念入りに調教した馬のように美しい兵隊たち
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
同じような間隔で兵隊が並んでいる《…略…》感覚からすれば丁度合せ鏡をしたような印象だった。
木山 捷平 / 長春五馬路 amazon
奴隷のように死にむかって積みだされてゆく自分のみじめさ
大岡 昇平 / 俘虜記 amazon
(元軍人)彼の身のこなしには、長年軍隊にいたものの身に自然にそなわってくる、あの放浪者型の無頓着さと疲労の跡とがあったが、それにもかかわらず、そこには、軍隊生活と戦闘の苦しみをきりぬけてきた人間が内にもっている強さが感じられた。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
監視・見張るの表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
役人は格子窓から顔を離すと、病人の経過をじっと観察している医師のように満足そうなうす笑いを浮べた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
犬のようなとげとげしい眼を光らせていた。
中野 重治 / 歌のわかれ (1956年) amazon
兵士が両手をうしろに組んで檻の中の動物のように往復していた。
遠藤 周作 / 海と毒薬 amazon
このカテゴリを全部見る
往復・行ったり来たりするの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
橋の欄干に涼み客が数珠玉になっている
川端 康成 / 掌の小説 amazon
土俵につんのめった相撲取りのように他愛ない姿
獅子 文六 / てんやわんや amazon
新聞を茶碗の下から、抜こうとする拍子に茶托 に引きかかって、番茶は遠慮なく新聞の上から畳の目へ流れ込む。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「職業・仕事」カテゴリからランダム5
博奕 打ちの顔が 嫌いや。みんな 揃いも揃って独特の顔をしてる。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
「見る」カテゴリからランダム5
じっとこちらを見ていた。その眼はねずみを襲う猫の眼のようであった。
三浦 朱門 / 冥府山水図 amazon
東山は白い靄に包まれて清水の塔が音羽山の中腹に夢のようにぼんやりと浮んで見える。
近松 秋江 / 黒髪 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動き・反応・変化・現象 の表現の一覧
職業・仕事 の表現の一覧
見る の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ