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もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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嘘をつく・ごまかす・隠し通す
事実・真実・真相
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......をつくのはひどく嫌なことだ。噓と沈黙は現代の人間社会にはびこる二つの巨大な罪だと言ってもよい。実際僕たちはよく噓をつき、しょっちゅう黙りこんでしまう。 しかし、もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない。☆ 去年の秋、僕と僕のガール・フレンドは裸でベッドの中にもぐりこんでいた。そして僕たちはひどく腹をすかせていた。「何か食べ物は無いかな?」僕は彼女にそう訊ねてみ......
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人を瞞(だま)しておきながらすぐ狐のように逃げてしまう
長与善郎 / 陸奥直次郎 amazon
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事実・真実・真相の表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(追っていた事件の真相が思いがけなくて、)頭の中に記憶された世界中の物事や事象が一瞬にしてばらばらにほどけてしまったような気がした。すべてが細やかな断片として砕け、飛び散っていった。《…略…》この何ヶ月の間に僕の中に漠然と形成されていたある種の体制をばらばらに吹き飛ばしてしまったのだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
飾りもなにもないこうした町の生活の真実
梶井基次郎 / のんきな患者
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「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム5
と云ううちに両方の腋の下から、冷たい水滴がバラバラと落ちた。嘘を云うのがこんなにタマラないものとは知らなかった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
痛いものを怺 えるような眼を、ふと、反 らして、 「たのむ、是非」 と、一角は言った。
吉川英治 / 無宿人国記
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「あとでね」といって箸をつけない。そして、「あと」は絶対にこないのだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
そのアンサンブルがなんともいえずよい
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
ふたつの胡桃はカスタネットのような 冴えた音を立ててぶつかる
向田邦子 / かわうそ「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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