肺の底からため息をつき
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ ページ位置:97% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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前後の文章を含んだ引用
......う泣きやめ。落ち着け。水でも飲めよ」「一体どこの世界に泣きながら人をからかう女がいるの、笑いながら怒る人じゃあるまいし。ちょっと感受性にぶいんじゃないの」 ニは肺の底からため息をつき、私はきらわれるのがこわくなってますます早口になった。「私のことを愛してるんでしょ。こういうことを言うのも私だよ、受け入れてよ」「ちょっと待て。正直言って、おれ......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
いい気持の溜息を、鯨のように吹き上げて
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
胃の中にはたいしたものは入っていなかった。吐くべきものもろくになかった。どろりとした(先ほど食べた)チョコレートの茶色い液を吐いてしまうと、あとは胃液か空気くらいしか出てこなかった。いちばん苦しい吐き方だ。体が痙攣するだけで、何も出てこない。体がしぼりあげられているような気がする。胃がこぶしくらいの大きさに縮んでしまうように感じられる。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
「迷惑」という字が刻み込まれているような皺を鼻の頭に寄せる
佐藤 愛子 / 窓は茜色 amazon
「安心する」カテゴリからランダム5
稲妻が閃めき去ったような気もちだ。恐怖と不安をひと息にとおり越したあとの静かさ
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
彼の心はもはや冷静に帰っていた。
梶井基次郎 / 冬の日
「呼吸」カテゴリからランダム5
(げっぷ)ゲーッ、ゲーッと腹の底から込みあげる蒸気のようなゲップを遠慮会釈もなく放出して
牧野 信一 / 鬼涙村 amazon
ふいごのように息を吸ったり吐いたりする
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
一番肺の底に残して置いたような溜息 をした。
岡本かの子 / 河明り
「感動」カテゴリからランダム5
さらなる衝撃が、脳裏を突き抜けた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
迫田のひと言は、真冬の雪片のように揺れながら江原の心の底に、落ちた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
目は感激の涙に漂っていた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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