桜餅の味、おいしさを伝える表現・描写(和菓子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
いかにも傷つきそうな餅の柔肌から、桜の葉を慎重にゆっくりとピリピリと剥がしていく楽しさ。葉と餅二人で育んだ密着愛を、ピリピリと破局に導いていく苛虐的な喜び。《…略…》葉っぱを剥がして丸裸になった桜餅は、もはや桜餅ではなく、ただの餡入り餅にしか見えない。
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
桜餅はその名のとおり桜の季節に食べるものだ。そういう意味ではお花見の席にもっとも似つかわしい食べ物といえる。じゃあお花見の宴に桜餅は登場するのかというと登場しない。花より団子。団子にその席を譲る。そういう奥床しさも桜餅にはある。
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
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「和菓子」カテゴリからランダム5
脇腹に突っこまれたシャジは、抜き取るときに十分注意しないと、〝頂上の崩落〟という突然の不幸を招くことがあった。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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