叡山(えいざん)の頂きは突兀(とっこつ)としていたが、その裾のひろがりは限りなく、あたかも一つの主題の余韻が、いつまでも鳴りひびいているようであった。
三島 由紀夫 / 金閣寺 作品を確認(amazon)
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単語の意味
余韻・余韵(よいん)
余韻・余韵・・・1.余(あま)った韻(いん[=似たような響き])。余った音。鐘をついた後などにある、音が鳴り終わった後にも残っている響き。「韻」と「韵」はどちらも訓読みで「ひび(き)」と読め、「音」を意味する字。「余音」とも書く。余響(よきょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
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美ヶ原の高原台地に登り切ろうとするところに、大きな岩が、城の砦のように頑張っている。
深田 久弥 / 四季の山登り (1963年) amazon
街の物音が、厚い膜に包まれたように、遠くかすかに響いて来る。
石坂 洋次郎 / 暁の合唱 (1954年) amazon
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