外よりも、そこは一層に沈黙が深かった。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:54% 作品を確認(amazon)
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室内(空間)が静か
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前後の文章を含んだ引用
......れとも両者が絡まったこの姿が信仰の対象なのか、俺にはよく分からない。根と岩の隙間に小さな階段があり、そこを降りると、四畳程度の空間がぽっかりと口をあけている。 外よりも、そこは一層に沈黙が深かった。 俺は凍える手で胸のファスナーを開け、スマフォを取り出した。濡れていないことを確認する。電源を入れる。その動作一つひとつが、暗闇で暴力的なほど大きな音を立てる。......
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室内(空間)が静かの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
外部が騒々 しいだけに部屋の中はなおさらひっそりと思われた。
有島武郎 / 或る女
礼拝がすんだあとの教会のように静まりかえっている
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
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身体と布のこすれ合うぼやけた音
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
隅の方で誰か怒った声を出した。時化にとぎれて、それが片言のように聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船
響野が食器を並べる音が定期的に鳴っているだけだった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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