薄青いこわい蛇の文身
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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入れ墨・タトゥー
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前後の文章を含んだ引用
......。この女は、腹をぐるりと一巻きにして、臍 のところに朱い舌を出した蛇の文身 をしていた。私は九州で初めてこんな凄 い女を見た。私は子供だったから、しみじみ正視してこの薄青いこわい蛇の文身を見ていたものだ。 木賃宿に泊っている夫婦者は、たいてい自炊で、自炊でない者達も、米を買って来て炊いてもらっていた。 ほうろくのように焼けた暑い直方の町角に、そ......
単語の意味
蛇(へび)
蛇・・・ひょろ長い筒状で足がないという独特の姿の爬虫類の総称。鱗(うろこ)でおおわれた体をくねらせて進む。先が二分した長い舌を持つ。脱皮を繰り返し、毒を持つものも多い。不吉なもの、執念深いものとして嫌悪の対象となる場合が多いが、一方で、神やその使いとして信仰する場合もある。
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林芙美子 / 新版 放浪記
さす針、ぬく針の度毎に深い吐息をついて、自分の心が刺されるように感じた。
谷崎潤一郎 / 刺青「刺青・秘密」に収録 amazon
(真っ赤な牡丹の入れ墨)すべすべした脇腹の肌に吸いついて咲く牡丹は毒々しい。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
薄青いこわい蛇の文身
林芙美子 / 新版 放浪記
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