TOP > 人物表現 > 人の印象 > オーラ・貫禄がある人
TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 自信がある・自信を深める
仕事の上の自信というものは、他人に一種の重圧を感じさせるのか、昨日の安田辰郎に、三原は寄りつきがたいものを覚えていた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:44% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
オーラ・貫禄がある人
自信がある・自信を深める
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......昨日会った安田辰郎の風貌を思い浮かべた。切れる男ということは彼にもわかる。愛嬌のいい、まるこい目には、いかにも商売にかけてソツのなさそうな、よく動く瞳があった。仕事の上の自信というものは、他人に一種の重圧を感じさせるのか、昨日の安田辰郎に、三原は寄りつきがたいものを覚えていた。なるほど、あの男なら、狙いさえすれば石田部長あたりにはわけなく取り入りそうに思われた。「それで、安田と、死んだ佐山とはどうなんでしょうか?」 三原はきいた。「う......
ここに意味を表示
オーラ・貫禄がある人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
千年杉を伐倒してみせたヨキは、神々しい輝きを放っていたんだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
先輩、いまの彼氏ができてから、めっちゃ輝いてたもんね。客も幸せオーラに当てられて、試着しまくり、服買いまくり。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
自信がある・自信を深めるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このひとには全身に自信がみなぎっている。浅黒い肌ではあるけれども、その肌の色は野性の果物の匂いがしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
メダカを持ってきたことさえあった。水を充たした透明袋を顔の高さまで吊り上げて、まるでメダカにほだされない女などこの世に存在しないといわんばかりに、メダカやぁ、と自信満々に笑いかけてくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
辞書でも繰り当てたように、自分の想像の裏書きをされた
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
「人の印象」カテゴリからランダム5
顔は名前ほどでもない
夏目漱石 / 吾輩は猫である
淫売婦たちに、マリヤの円光を現実に見た
太宰治 / 人間失格
何をしてもチャーミングに見えてしまうだけのことなのだ。ちょうど何に手を触れてもそれが黄金に変わってしまうあの伝説の王様のように。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
こういうときの私の頭の切り替えは、天才的に速い。新たな認識の空間がにゅっと割り込んできてとけこんでしまう。継ぎ目や矛盾はない。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
(素数をイメージする)素数が手触りを持ったイメージとして、心の中にぽっかり浮かび上がってくる
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
判断の針を狂わされたように混乱した。
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑 (1949年) (春陽堂文庫〈第54〉)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
人の印象 の表現の一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ