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きっと、何かが出てくるはず。掘れば湧いてくるはず。地表の岩盤が硬すぎて掘削するのに時間がかかっているだけだ。鉱脈の場所が深すぎて、なかなか届かないだけだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:69% 作品を確認(amazon)
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アイデアが出ない・生みの苦しみ
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......。 豊かで可能性に満ちた人間だともまったく思わないけれど、だからといって、乏しい、からっぽな人間ってわけじゃない。あたしの内側はがらんどうじゃないはずだ。だからきっと、何かが出てくるはず。掘れば湧いてくるはず。地表の岩盤が硬すぎて掘削するのに時間がかかっているだけだ。鉱脈の場所が深すぎて、なかなか届かないだけだ。 信じている。「信じるのは勝手だけどさ、制限時間ってのがあるんだよ。いつまでも掘ってる時間、ないのとちがう?」 と、美咲に言われた。入院するちょっと前で、体調が......
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アイデアが出ない・生みの苦しみの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私はどうしたらいいであろうと途方にくれるのであった。だが、私は創作上こういう取り止めない状態に陥ることには、慣れてもいた。強いて焦せっても仕方がない、その状態に堪えていて苦しい経験の末に教えられたことも度々ある。
岡本かの子 / 河明り
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こちらの自分は月のような位置からその自分を眺めている。
梶井基次郎 / 泥濘
若い頭脳が、機械のように正確に動作する
柴田 翔 / されどわれらが日々― amazon
窓から月明かりが四角く映るベッドの中でそれを聞きながら、私は私なりに考えていた。 目が 冴えていた。心も冴えていた。 私の思考は暗やみと月明かりの粒子に混じって、このように繰り返されていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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