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山のような五百重 の大波
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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時化・海が荒れる、波立つ
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前後の文章を含んだ引用
......立てずにまっしぐらに落として来る。あなやと思う間にそれは何十里にもわたる水晶の大簾 だ。ど、ど、どどどしーん‥‥さあーっ‥‥。広い海面が目の前でまっ白な平野になる。山のような五百重 の大波はたちまちおい退けられて漣 一つ立たない。どっとそこを目がけて狂風が四方から吹き起こる‥‥その物すさまじさ。 君たちの船は悪鬼におい迫られたようにおびえながら、......
単語の意味
五百重(いおえ)
五百重・・・何層にも重なっていること。
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波が、首でもすくめるように揺れる
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