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小さく小さくなっていまはもう一つの緑 いろの貝 ぼたんのように見える森
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:63% 作品を確認(青空文庫)
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森林・ジャングル
遠くに見える・遠ざかる
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前後の文章を含んだ引用
......トラの人たちが集 まっていらっしゃると思うわ、まわりには青い孔雀 やなんかたくさんいると思うわ」 「ええ、たくさんいたわ」女の子がこたえました。 ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの緑 いろの貝 ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその孔雀 がはねをひろげたりとじたりする光の反射 を見ました。 「そうだ、孔雀 の声だってさっき聞こえた」カムパネルラが女の子に言 い......
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林を行く狭い道は湿っていて、蹠(あしうら)に弾むような感じがある
高井 有一 / 北の河 amazon
海のように荒れくるい、また静まる厖大な森
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
夜の森のふくれあがる豊かな香
大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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遙か遙か下界に、八月の熱気でぼーっと、水色がかった真珠色に霞んだ地平が見晴せた。
宮本百合子 / 伸子
人類の活動の中心からは見のがされるほど隔たった地球の北端の一つの地角
有島武郎 / 生まれいずる悩み
赤い火の色が麓の方へ降りて行って、山の姿の半分位までが、明るく光り出した時分には、要の頂上は、瑪瑙(めのう)を磨き立てた様な色になっていた。
内田 百けん / 東京日記「東京日記 他六篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
朽ちかけた小さな祠のそばに、注連縄の巻かれた杉が二本そびえている。そのあいだからのびるのは、獣道かと見まごう小道だ。細い道は、山の奥へ奥へとつづいているようだった。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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このごろ仕事は影みたいにいつでも彼にくっついてきている。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
獲物を追う漁師のように一目散に後を追う
菊池 寛 / 恩讐の彼方に amazon
原は広く、目指す病院の屋根はなかなか近くならなかった。それは波立つ萱の 彼方 に、手に取るように見えながら、私を取り巻く原の広さを思わせて、いつまでもちんまりと遠く、行く手に控えていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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