(乗馬)慌しく己れの上体を米つきバッタのようにゼーロン(馬の名)の鬣(たてがみ)の蔭に翻しながら
牧野 信一 / ゼーロン 作品を確認(amazon)
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馬
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単語の意味
翻す(ひるがえす)
上体(じようたい)
上体・・・身体の腰から上の部分。上半身(じょうはんしん・かみはんしん)。
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馬の表現・描写・類語(地上の動物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(坂道をのぼる馬)馬は 渾身 の力をふりしぼった。 代赭色 の体に奇怪な 力瘤 が盛りあがり、それが陽炎の中で 烈しく震えた。夥しい汗が腹を伝って路上にしたたり落ちていく。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
馬のたてがみのざらざらした手ざわりが、棕梠(しゅろ)の毛のように手にまといつく
野間 宏 / 真空地帯 amazon
絶えず体を震わし、蹄を蹴り立てて、神経のかたまりのようにピリピリしている競走馬
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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ウサギは後ろ脚をお尻の下に隠し、前脚を胸の前でお行儀よく揃え、爪先を折り曲げて何かを念じるような、懇願するような格好をしていた。相変わらず(口の)Yの字は動き続け、耳はどんな微かな気配にも反応できるよう、薄桃色の粘膜をピンと張っていた。
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
(蛇のような縄)黒く細いものがヌッと鎌首をもたげるようにして、こっちを窺っているのを見ました。
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
黒い岩のような牛の首筋
獅子 文六 / てんやわんや amazon
(象の足枷)象がその足枷を気にしていたのかどうかは僕にはよくわからない。しかし少くとも表面上、象は自分の足にまきつけられたその鉄塊にはまったく関心を払っていないように見えた。
村上 春樹 / 象の消滅「新装版 パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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