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かの女は夢とも現実とも別目 のつかないこういう気持に牽 かれて、モナミへ入り、テーブルに倚りかかって、うつらうつらむす子と行った巴里のキャフェを想い耽 る。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......ば居たたまれないほど強い力が込み上げて来る。で、ある時はむしろ、かの女の方から進んで銀座へ出たがるので、そんなとき逸作はかの女の気が晴れて来たのかと悦 んでいる。かの女は夢とも現実とも別目 のつかないこういう気持に牽 かれて、モナミへ入り、テーブルに倚りかかって、うつらうつらむす子と行った巴里のキャフェを想い耽 る。 モンパルナスのキャフェ・ド・ラ・クーポールの天井 や壁から折り返して来るモダンなシャンデリヤの白い光線は、仄 かにもまた強烈だった。立て籠 めた莨 の煙は上から照り澱 ......
単語の意味
耽る(ふける)
耽る・・・熱中する。一つのことに心を奪われる。
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芸術家にとっては夢と現 との閾 はないと言っていい。彼は現実を見ながら眠っている事がある。夢を見ながら目を見開いている事がある。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
想像の翼をはばたかせる
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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