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小さいかっぱ虫ににぶくも腹に穴を開けられて、青みどろの水の中を勝手に引っぱられて行く、もろいだらしのない赤い小布の散らばったものを金魚だと思っていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:36% 作品を確認(青空文庫)
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金魚
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前後の文章を含んだ引用
......に見るようになった。復一は「はてな」と思った。彼は子供のときから青年期まで金魚屋に育って、金魚は朝、昼、晩、見飽みあきるほど見たのだが、ほたるくずほどにも思わなかった。小さいかっぱ虫ににぶくも腹に穴を開けられて、青みどろの水の中を勝手に引っぱられて行く、もろいだらしのない赤い小布の散らばったものを金魚だと思っていた。七つ八つの小池に、ほとんどうっちゃり飼いにされながら、毎年、池の面が散り紅葉で盛り上るようにえて、種の系続を努めながら、剰った魚でたいして生活力がありそうもな......
単語の意味
腹(はら)
河童虫(かっぱむし)
・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
河童虫・・・タガメの異称。
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