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一度で、その歌が海綿にでも吸われるように、皆に覚えられてしまった。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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忘れられない・心に強く残る
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......もグルグル廻された。 ………… 床とれの、 こちら向けえの、 口すえの、 足をからめの、 気をやれの、 ホンに、つとめはつらいもの。 誰か歌った。すると、一度で、その歌が海綿にでも吸われるように、皆に覚えられてしまった。何かすると、すぐそれを歌い出した。そして歌ってしまってから、「えッ、畜生!」と、ヤケに叫んだ、眼だけ光らせて。 漁夫達は寝てしまってから、 「畜生、困った! ど......
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記憶はエネルギーだから、発散されなければ世にもさみしいかたちで体内に残留する。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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苦い散薬が口の中へ散り残ったように、いつまでもいやなあと味がぬけないのである。
森田 たま / もめん随筆〈続〉 amazon
あの指でさわられた冷たい感触がふたたび右腕の皮膚の上に 蘇って来る。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
頭の中に、くっきりと残っている。
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すべての情景と感触は薄い膜がかかったように漠然として、離れたところにある。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
走馬燈のように、あらゆる思い出が脳裡を去来した。
火野葦平 / 麦と兵隊「土と兵隊 麦と兵隊」に収録 amazon
別れた女優の顔が、遠くに浮んで
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