その声の底に犬をも挫 しぐべき力が籠 っている
※備考※ 猫の声
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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ドスの利いた声・低くて太い声
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前後の文章を含んだ引用
......く輝いていた。彼は身動きもしない。双眸 の奥から射るごとき光を吾輩の矮小 なる額 の上にあつめて、御めえは一体何だと云った。大王にしては少々言葉が卑 しいと思ったが何しろその声の底に犬をも挫 しぐべき力が籠 っているので吾輩は少なからず恐れを抱 いた。しかし挨拶 をしないと険呑 だと思ったから「吾輩は猫である。名前はまだない」となるべく平気を装 って冷然と答えた。しかしこの時吾輩の......
単語の意味
籠もる・隠る・篭る・籠る(こもる)
犬・狗(いぬ)
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
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ドスの利いた声・低くて太い声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
地の底から響くような男たちの暗い声
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
その声の底に犬をも挫 しぐべき力が籠 っている
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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「声・口調」カテゴリからランダム5
「――おいでなさい」 と、蟠 りのある調子で迎えた。
宮本百合子 / 伸子
話し疲れた二人は暫 く黙っていた。
岡本かの子 / 河明り
歌声が集まって一つになり、つむじ風のように部屋に立ちのぼる
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
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