二人とも黙っていた。話し出すきっかけを逸してしまったのだ。気まずさを感じながらグラスをただ見つめている。
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黙る・沈黙
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あなたは怖くないの?」 「怖くなんかないさ。」 彼女は黙った。それは僕の答えの存在感を手のひらの上で確かめてみるといったような沈黙だった。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
木部はまたうつろに笑ったが、その笑いの響きが傷口にでも答えたように急に黙ってしまった。
有島武郎 / 或る女
皮膚がひりひりと痛みそうな沈黙
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
大洋のどん底から湧き出すような、重々しい沈黙
前田河広一郎 / 三等船室「現代日本文学大系 (59)」に収録 amazon
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閻魔大王は森羅殿も崩 れる程、凄 じい声で喚 きました。
芥川龍之介 / 杜子春
力のない呻吟 の声が、暗 を誘うごとく、かすかにもれ始めた。
芥川龍之介 / 偸盗
取引先に言うみたいに言う
岩井 恭平 / サマーウォーズ amazon
語尾にハートマークがついていそうな甘さで先輩は言い
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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