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どーっと見さかいもなく吹きまく風の中
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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嵐・台風・暴風雨
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前後の文章を含んだ引用
......度あのまっただなかに乗り出してみたい」 「してどうするのだい」 倉地もさすが長かった海の上の生活を遠く思いやるような顔をしながらいった。 「ただ乗り出してみたいの。どーっと見さかいもなく吹きまく風の中を、大波に思い存分揺られながら、ひっくりかえりそうになっては立て直って切り抜けて行くあの船の上の事を思うと、胸がどきどきするほどもう一度乗ってみたくなりますわ。......
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嵐・台風・暴風雨の表現・描写・類語(天災・荒れた天気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
台風が近づいていた。 民家は窓という窓に板を打ちつけてひっそりと身を 屈めている。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
家のあるのは高台で、浸水の心配だけはなかったが、まわりがまだ武蔵野の面影を残す場所だったから、風が吹き始めるとさえぎるものもなくて、木をなぎ倒さんばかりの轟音が響き、それは恐ろしいことになるのだ。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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大自然の鉄槌を受ける
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
空に星明かりも見えない荒れ模様の夜
芥川龍之介 / 河童
地震で地面が揺れるので、海上で波にもまれた者のように吐き気をもよおす
ダニエル・デフォー / ロビンソン・クルーソー amazon
海が冷えて重々しい金属のような波に揺れ動く
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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