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(テレビ鑑賞に)食事と晩酌の時間を最低限当てる。まるで画面から味でもするみたいに吸いついて飽きもせず眺めている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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集中する・夢中になる
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......らく真剣に打ち明けるので、私もうっかり喜んでしまった。 テレビというのが、バラエティ番組を指すと分かったのは、その日の夜のことだ。三時間というのも誇張ではなく、食事と晩酌の時間を最低限当てる。まるで画面から味でもするみたいに吸いついて飽きもせず眺めている。「本当の俺」をさらけ出せたらしい旦那はその後も何かにつけて、「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言するまでになってしまった。 振り返れば、その頃から旦那の顔......
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集中する・夢中になるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(テレビ鑑賞に)食事と晩酌の時間を最低限当てる。まるで画面から味でもするみたいに吸いついて飽きもせず眺めている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
彼女は軽く顎に手を掛け、ライオンゴロシについて熱心に読んでいる。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
物事にふけりやすい葉子は身も魂も打ち込んでその仕事に夢中になった。
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若い時に夢想した念願
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調律師になる、と決めたときのよろこびを、今でもはっきりと思い出せる。何の保証もないのに、突然目の前の 靄 が晴れたような、初めて自分の足が地面を蹴って歩き出したような、手でその輪郭をなぞれそうな、よろこび。あのときは、これからどこまででも歩いていけると思ったのだ。
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