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山のなかの寒村で、村は百姓と木樵 で、養蚕 などもしていた。冬になると家の近くの畑まで猪 が芋を掘りに来たりする。芋は百姓の半分常食になっていた。
梶井基次郎 / 城のある町にて ページ位置:54% 作品を確認(青空文庫)
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生活苦・貧しい暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......肺を悪くしたことがあった。その時義兄は北牟婁 でその病気が癒 るようにと神詣でをしてくれた。病気がややよくなって、峻は一度その北牟婁 の家へ行ったことがあった。そこは山のなかの寒村で、村は百姓と木樵 で、養蚕 などもしていた。冬になると家の近くの畑まで猪 が芋を掘りに来たりする。芋は百姓の半分常食になっていた。その時はまだ勝子も小さかった。近所のお婆さんが来て、勝子の絵本を見ながら講釈しているのに、象のことを鼻巻き象、猿のことを山の若い衆とかやえんとか呼んでいた。苗字 ......
単語の意味
猪(いのしし)
樵・木樵(きこり)
猪・・・イノシシ科の哺乳動物。体は豚に似て、牙がある。首は短い。警戒心が強く、突進して攻撃する。方向転換は出来ない。夜行性で山林や原野に住む。毛は普通黒くて粗い。肉は食べることができ「山鯨(やまくじら、食感が鯨に似ている)」「ぼたん」などという。
樵・木樵・・・山林に生えている木を切り倒す職業。また、その人。「樵」は訓読みで「樵る(こる・きこる)」と読め「木を切る」という意味。
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