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初恋の話をするように身の内の熱くなる
岡本かの子 / 東海道五十三次 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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集中する・夢中になる
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前後の文章を含んだ引用
......、いつまた来られる旅かと思うと、主人の言葉に動かされて来た。 「そうですね。じゃ、まあ、ほんとに久し振りに行ってみましょうか」 と答えた。そう言いかけていると私は初恋の話をするように身の内の熱くなるのを感じて来た。初恋もない身で、初恋の場所でもないところの想い出に向って、それは妙であった。私たちは翌朝汽車で桑名へ向うことにした。 朝、ホテルを出発しようとす......
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(独白みたいな話し方)「ハワイってどうなの? くわしいでしょ? 今度親戚の結婚式で行くんだ。」 僕は言った。アップルちゃんは淡々と答えた。 「いつもニューオータニ。なんか彼の仕事の関連で。それでいつもドライブして、屋台でエビを食べて、タートルベイで晩ごはん食べるの。ノースショアのほうが、私は好き。緑と空の色が特別なの。シュノーケリングもするよ。イルカもいるし。亀も。オアフに行くんだよね?」 「そうみたい。」 僕は言った。 彼女の話はいつも絵ばかりがどんどん展開する本のようなのだ。そして、いくら目の前にいて、僕に向かってしゃべっていても、独白みたいなのだ。
よしもとばなな / 姉さんと僕「まぼろしハワイ」に収録 amazon
ぴしりと語尾を折るような喋り方
五木寛之 / 私刑の夏 【五木寛之ノベリスク】 amazon
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(本を眺めて)しばらく時のたつのを忘れている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
画を描いている時は、自分の周りの時間だけが進んでいて、描き終わったその瞬間に過ぎ去っていた分の時間をぐんと飛び越える気がする。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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口調は絶望を叫ぶようでもあった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
医師は、無口だった。が気まずい感じではなかったので、わたしも無理に話題を探そうとしなかった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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