眼がぐらぐらして動けなくなった
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:14% 作品を確認(青空文庫)
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目まい
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......がし出してね」 「奥さんがですか」と寒月が聞く。 「なに細君はぴんぴんしていらあね。僕がさ。何だか穴の明いた風船玉のように一度に萎縮 する感じが起ると思うと、もう眼がぐらぐらして動けなくなった」 「急病だね」と迷亭が註釈を加える。 「ああ困った事になった。細君が年に一度の願だから是非叶 えてやりたい。平生 叱りつけたり、口を聞かなかったり、身上 の苦労をさ......
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ぐらぐら目まいしながら
太宰治 / 人間失格
急に身が落ち込んで行くような眩暈(めまい)
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (新潮文庫)」に収録 amazon
自分を支える現実がゆらぐような、あの めまい
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
私はそっと、月に鏡をかたぶけて見た。眉を濃く引いた私の顔が渦のようにぐるぐる廻ってゆく
林芙美子 / 新版 放浪記
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焼酎の陰鬱な酔いのために刻一刻、気持が険しくなって来る
太宰治 / 人間失格
青年はビールの酔いを肩先にあらわしながら、コップの尻でよごれた卓子 にかまわず肱 を立てて、先ほどからほとんど一人で喋 っていた。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
思いが水のように胸に拡がる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
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