日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 人物表現 > 心の交流・意思の疎通 > 嘘をつく・ごまかす・隠し通す

偽作が秀れた美術批評家の眼を掠めて真物で通った例は、これまでも珍しくなかった。

松本清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録　ページ位置：31%　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

......た。もし、梅林の云う通りだと、新聞社の世界名作展には堂々とファン・ダイクの贋作がならんだことになる。あの場合、半ば不可抗力だといっても、やはり責任感が疼いた。　偽作が秀れた美術批評家の眼を掠めて真物で通った例は、これまでも珍しくなかった。殊に日本の絵や工芸にその例が著しいが、洋画も決して少なくはない。　そうした例で思い出されるのは、Ｔという名の画家が制作した「泰西名画」である。Ｔは若くしてフラン......

ここに意味を表示

嘘をつく・ごまかす・隠し通すの表現・描写・類語（心の交流・意思の疎通のカテゴリ）の一覧ランダム５

話を嘘だと突き崩すだけの根拠がない

インターネットで調べたらたちどころに判明するような嘘

その男は嘘ばかり云うので、私も嘘ばかり云う。

林芙美子 / 新版　放浪記

見てきたような嘘

言葉に偽りの匂いがする

内館牧子 / あしたがあるから　amazon

このカテゴリを全部見る

「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム５

「渡辺さん、相手したってんか」　若い男は、そうおだやかにつぶやいたが、渡辺という玉突き師の采配を握っているらしく、言葉のどこかに命じるような強い響きがあった。