ずしんずしんという足音 | 足音・靴音の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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ずしんずしんという足音

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足音・靴音

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昼間は気のつかない自分の下駄の音が変に耳につく。そしてあたりの静寂は、なにか自分が変なたくらみを持って町を歩いているような感じを起こさせる。

梶井基次郎 / ある心の風景関連カテ足音・靴音夜のしじま(静けさ)

自分の靴音だけが反響するがらんどうの廊下

横山秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ足音・靴音廊下・通路こだま・やまびこ・反響する

あるかないかくらいの足音

さらさらと爪先をするような聴きなれた母の跫音

宮本百合子 / 伸子

ゴム底靴のやわらかな足音

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「音の響き」カテゴリからランダム５

静寂が響く

雑多な言葉が頭の中で渦を巻く

ダイナミックな音が粉々になって全身にぶつかってくる

（かかってくるはずのない元カレの電話）たとえ通じ合うことはなくても、それでも複雑な回線の末端と末端に自分と黒崎がいる、そんな感覚を持ち続けていたい

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ電話の音・電話が鳴る・着信失恋・恋人と別れる

廊下を踏み鳴らすようにして小太りの女性が姿を現した。

翔田寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録　amazon

「歩く・歩き方」カテゴリからランダム５

肱と膝を用いる中腰の匍匐の姿勢で、早く進んだ。

大岡昇平「野火（新潮文庫）」に収録　amazon

宙を飛んだ。

有島武郎 / 或る女関連カテ走る・駆け回る早足・小走り・急ぎ足

破れた軽い麻鞋（おぐつ）を、水に浸った俵（たわら）のように重々しく運びながら

横光利一 / 日輪

泥棒猫のようにコソコソ歩く

いろんな店の品物や、電車や、自動車や人ゴミが走馬燈（まわりどうろう）のように後（うしろ）へ後へと辷（すべ）った……。

夢野久作 / ドグラ・マグラ関連カテ走る・駆け回る急ぐ

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