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仰向いた顔の上に両手で支えた一升瓶に口をつけ、酒を飲みはじめた。どこかのわずかな光を反射した遮光瓶が暗闇のなかで赤黒く見え、それを捧げ持つ彼の姿はトランぺッターみたいで、なるほどこれをラッパ飲みと言うのだった、と妙な納得をしてしまう。
滝口 悠生 / 死んでいない者 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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酒を飲む・体内にアルコールが入る
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前後の文章を含んだ引用
......隅の床に置いてある一升瓶を手に取ると、低い空気音をたててその蓋を開け、やはり先ほどと同じように、というか今度はいくらか豪快すぎる、ちょっと冗談みたいな風情だが、仰向いた顔の上に両手で支えた一升瓶に口をつけ、酒を飲みはじめた。どこかのわずかな光を反射した遮光瓶が暗闇のなかで赤黒く見え、それを捧げ持つ彼の姿はトランぺッターみたいで、なるほどこれをラッパ飲みと言うのだった、と妙な納得をしてしまう。 浩輝の夜酒は月に数度起こった。深夜の足音に気づいて春寿が廊下を盗み見ると、本人の意志というよりも何かに導かれるように廊下を歩く浩輝の姿があった。はじめて台所で......
単語の意味
妙(みょう)
遮光(しゃこう)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
暗闇(くらやみ)
升(しょう)
・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
遮光・・・光を遮(さえぎ)ること。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
暗闇・・・1.暗い闇。光がなくて見えない状態。また、そういう場所。
2.人目につかない場所。人の知らない場所。
3.1が転じて、希望がもてないこと。見通しが立たず将来に不安を感じている状態。
・・・尺貫法での、体積の単位。10合で一升(しょう)。1斗(と)の10分の1。1升は約1.8リットル。
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どす黒いと思われたその液体は、グラスを通すと金色だった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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