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頭が激しい動悸 のたびごとに震えるので、髪の毛は小刻みに生き物のようにおののいた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がる
髪の揺れ・動き
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前後の文章を含んだ引用
......かみつこうとしたが、からくそれをささえると、もう熱い涙が目をこがすように痛めて流れ出した。 「あなたはよくうそをおつきなさるのね」 葉子はもう肩で息気 をしていた。頭が激しい動悸 のたびごとに震えるので、髪の毛は小刻みに生き物のようにおののいた。そして岡の手から自分の手を離して、袂 から取り出したハンケチでそれを押しぬぐった。目に入る限りのもの、手に触れる限りのものがまたけがらわしく見え始めたのだ。岡の返......
単語の意味
動悸(どうき)
髪の毛(かみのけ)
動悸・・・心臓がいつもよりドキドキすること。自分で感じられるほどの、強い胸の鼓動。
髪の毛・・・頭部に生える毛。毛髪(もうはつ)。髪。
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動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
息が苦しい。不規則に暴れている心臓が、いつまでも収まらない。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
心臓が肋骨を持ち上げるくらい激しく動いている
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
その瞬間私の全身の血は今までとはまるで違っためぐり方をし初めた。
夢野久作 / あやかしの鼓
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髪の揺れ・動きの表現・描写・類語(髪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ポニーテールをひらつかせてキッチンへ向かう。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
させ子がそのきれいな黒髪をぷるぷるっと振った。 まるで髪についた水滴を振り払うように、目を閉じてそうした。私にはその髪の作った軌跡が、まるでスローモーションのように鮮やかに見えた。 鞭 のようにしなやかな曲線を描いて何かを振り払った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
解いた長い髪が一瞬散るように踊って肩に流れる
高井 有一 / 北の河 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
その疑いは、男がサラダに手をつけ始めた時からすでに生じていた。 男が生野菜をあんなふうにゆっくり食べることは、まずありえない。《…略…》美登里にはこのうえなく不自然な行為に思えた。彼女が知っている限り、長原はこれほど優雅にものを食べる男ではないのだ。
林 真理子 / 最終便に間に合えば「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
塩をまかれたナメクジのように萎縮するばかりであった。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
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顔も、蒼味がさして艶が無かった。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
不意を打たれたような驚き
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
玄関の 三和 土 に頭をすりつけんばかりに謝った。
向田邦子 / 犬小屋「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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