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もう夜を呼ぶばかりの凩
梶井基次郎 / 冬の日 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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冷たい風・冬の季節風
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前後の文章を含んだ引用
......凩に追われて、砂漠のような、そこでは影の生きている世界の遠くへ、だんだん姿を掻 き消してゆくのであった。 堯 はそれを見終わると、絶望に似た感情で窓を鎖しにかかる。もう夜を呼ぶばかりの凩に耳を澄ましていると、ある時はまだ電気も来ないどこか遠くでガラス戸の摧 け落ちる音がしていた。 堯は母からの手紙を受け取った。 「延子をなくしてから父上はすっかり......
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街の汚れを含んだ冷たい風が吹きつけてくる
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
さらさらという夕の肌寒い風が障子の穴から忍び込む
長与 善郎 / 青銅の基督 amazon
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夏の終りを告げるすらりとした風がビルのあいだを滑り抜けて、通勤帰りの女の子たちのスカートを揺らせていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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