青寒い虚無感
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
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むなしい・虚無感
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前後の文章を含んだ引用
......いられない気がした。そして、いかなる術も彼女の中身に現実の人間を詰めかえる術は見出しにくいと思うほど、復一の人生一般 に対する考えも絶望的なものになって来て、その青寒い虚無感 は彼の熱苦るしい青年の野心の性体を寂しく快く染めて行き、静かな吐息を肺量の底を傾 けて吐き出さすのだった。だが、復一はこの神秘性を帯びた恋愛にだんだんプライドを持......
単語の意味
虚無(きょむ)
虚無・・・むなしいこと。人生のむなしさを意識すること。この世のありとあらゆるものに価値や意味などないと認めてしまうこと。
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ぼくの心は白々とむなしかった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
急に雨戸を繰って雪景色に驚いたようなそんな空虚さ
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
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