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川はちょうど雨のあとで水かさが増していた。先に石の橋があって、水が板石とすれすれになっている。
梶井基次郎 / 城のある町にて ページ位置:58% 作品を確認(青空文庫)
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川
雨上がり・晴れ間がのぞく
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前後の文章を含んだ引用
......うとしているのだが、そのあとが言えない。 「お祖母さん。勝子が何とした!」 「……」手の先だけが激しくそれを言っている。 勝子が川を流れてゆくのが見えているのだ! 川はちょうど雨のあとで水かさが増していた。先に石の橋があって、水が板石とすれすれになっている。その先には川の曲がるところがあって、そこはいつも渦が巻いている所だ。川はそこを曲がって深い沼のような所へ入る。橋か曲がり角で頭を打ちつけるか、流れて行って沼へ沈......
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川の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
川の水が土手より遥かに低く闇の底にしらしらと薄く光る
長塚 節 / 土 amazon
川がうねうねと勝手な方角に花の間を縫っている
伊藤 整 / 青春 amazon
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雨上がり・晴れ間がのぞくの表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
外に出ると夜道は雨上がりで黒く光っていた
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
雨がカラリと晴れて、窓から涼しい風が吹きこんでくる。
林芙美子 / 新版 放浪記
軽い風が雲に動いて、かげっていた陽がぱっと剥がれたように現われる
野上 弥生子 / 野上弥生子短篇集 amazon
(雨が小降りになる)雨も小降りになって、地面を突きながら廻る鉄棒 の響きが 冴えて聴えた。
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
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小川のせせらぎが、どこか遠くから響いてくるように眠たげ
山本 周五郎 / やぶからし amazon
ひづめに蹴散らされて、露が飛び散る。飛び散るたびに煌めき、煌めいたあと、空中に霧散していく。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
近くの沖にゆっくり明滅している廻転燈台の火
梶井基次郎 / 冬の蠅
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昼すぎに雪はやんだ。降りはじめた時と同じような唐突なやみ方だった。ぶ厚い雲が粘土のようにところどころでちぎれ、そこから差し込む陽光が壮大な光の柱となって草原のあちこちを移動した。素晴しい眺めだった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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