駅から家までの道のりを、月がていねいに照らしてくれている。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
月の光・月明かり
帰る・帰宅
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......風人の片思いと、先生への私の片思いは、きっと1と1だ。だからいっしょにいると、安心する。何がどうなるわけでもないけれど、共犯者と落ち合えたような気持ちになる。 駅から家までの道のりを、月がていねいに照らしてくれている。こうして夜道を歩いていると、はじめて友達同士だけで出かけた花火大会のどきどきや、夕方の空模様や空気のにおいで明日の天気を予想していた部活の帰り道を思い出す。毎日......
ここに意味を表示
月の光・月明かりの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
月の光。水の底にいるような青い光のなかに寝そべって、足の先でハンモックをゆすぶり
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
月かげが車寄せから光の帯を 曳いていた。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
月が渡船場の船縁にキラキラと美しく砕ける
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
このカテゴリを全部見る
帰る・帰宅の表現・描写・類語(イベントのカテゴリ)の一覧 ランダム5
帰り道はいつも何となくつまらない。ちょっと淋しい。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「空・中空」カテゴリからランダム5
東京では想像もつかないような広い夜空に、数えきれないほどの星が光っていた。クリスマスのイルミネーションかなにかのような、これを、降るような星空と呼ぶのだろうか。 「よく、星が瞬くって言うでしょ。あれは空気が汚れてるからなんですよ。澄みわたった空だと、瞬かないんです」
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
眼下には、輝く絨毯みたいな雲がいちめんに広がっている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
巨大な猿人の巨大な頭骨(みたいな雲)。何処かの歴史の断層からこのホノルルの上空にこぼれ落ちてきたのだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
「イベント」カテゴリからランダム5
負傷者の血と全員の汗の臭いが混じり、奇妙な臭気を醸し出している。だが誰一人としてそれが気にならない。
拓殖久慶 / ラオス内戦 amazon
カラシニコフの銃弾が飛び交う世界
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
カーラジオの交通情報が、東名高速上り線の渋滞が四十キロに達したと告げた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
空・中空 の表現の一覧
イベント の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ